色の重なりを楽しむ藍染シルクストール

光を透かす繊細なストライプの紗の衣。そこに、職人の手によって丁寧に重ねられたのは、深遠な藍の色。

滲むように、揺らめくように、濃淡が織りなす色彩の綾は、生地が重なることによって生まれる表情と響き合い、まるで万華鏡のように、一つとして同じ表情を見せません。

そして、生地の透明感が生み出すのは、幽玄なモアレの木目。凛としたストライプの線と絡み合い、縦横斜めに、繊細な光の戯れを描き出します。その瞬間、その角度で、心惹かれる景色が立ち現れるかもしれません。

東京オリンピックのエンブレムを彩った、日本の魂を象徴する「藍色（ジャパンブルー）」。この国の美意識が息づく色彩を、極上の素材がそっと包み込みます。

この奥深い藍の世界を、心ゆくまでお愉しみいただけますように。