長いマスク生活で肌が荒れている。そのようなお悩みはお持ちではないですか?
絽紗のスマートシルクインナーマスクは、その悩みを少しでも解消し、さらに前向きにより美しいお肌をめざせるようにしたい、と開発しました。
スマートシルクインナーマスクの使い方
シルク100%の本当のやさしさを届ける
お仕事で使い捨てマスクやサージカルマスクしか選択肢がない人もいます。マスク生活が長くなるにつれ肌荒れに悩む人も増えるはず。少しでも絹織物工場としてインナーマスクを通じお役にたちたいと考えました。
Smart Silk INNER Mask Silk100%
不織布マスクの内側につけるインナーマスクは、普通のマスクより条件が厳しく大変難しいものと思っています。なぜなら
- 呼吸の妨げにならない
- 肌触りがよい
- お肌に近い天然素材である
- 夏の暑い時期にも蒸れない。
- 冬の乾燥時に保湿する
- 軽い
- ズレ落ちない
- 様々なマスクに対応する
という要件を満たす必要があるためです。
使う生地を含め試行錯誤しできあがったのが、このスマートシルクインナーマスクです。
インナーマスクにベストな「絽(ろ)」
「絽紗」のブランド名にある絽(ろ)。絽とは、夏の着物や僧侶の衣に用いる生地の名前です。規律正しく目が空いていて通気性に優れるているのが特徴です。日本の暑い夏を快適に過ごすための日本人の知恵が凝縮された「絽」こそ、インナーマスクに最適な素材と考えています。
「絽」の特徴
絽は「からみ織り」という特別な織り方により目を開けています。となり合うたて糸をねじることで、よこ糸がつまらなくなり隙間ができるのです。つまり荒く織って隙間をあけるのではなく、しっかりと密度を高め織るけれど糸がつまらず隙間ができるのです。
絽の種類の中でも通気性と肌触りのバランスを考え よこ糸3本ごとに隙間をあける「3本絽」という種類の生地を用いています。
他の 目の空いている素材との違いは?
他の目の空いた素材に、ガーゼやニット(編み物)などがあると思います。大きな違いは素材、織り方、耐久性です。ガーゼは綿素材が多くベタつき肌に吸い付く感が強いです。ニット素材は紡績糸による表面の毛羽立ち、洗うことで伸びることに課題があると思います。
スマートシルクインナーマスクは、通気性を確保するだけでなく、 丁寧に織ったシルク100%の絽の生地は やさしい肌触りで丈夫、毎日のご利用をしっかりサポートします。
シルクのやさしさを引き出す織りの技術
肌荒れに悩む方にとって最も気にする肌触り。私たちは絽の中でも「平絽(ひらろ)」という種類の生地を採用しました。
私たちの織る平絽のやさしさは、「①生糸」を「②撚らず」に「③濡れ緯(ぬれよこ)」に秘密があります。
やさしさ1:毛羽立ちの少ない生糸
綿や麻などは短い繊維を紡績しつなぎ合わせ一本の糸にします。またシルク糸といっても、繭から取り出した生糸(きいと)という長い糸と、細かくした短い繊維をつなぎあわせた絹紡糸(けんぼうし)というものに分かれます。
短い繊維をつなぎ合わせた糸はつなぎ目から毛羽立ちがおきやすく敏感肌の方には向きません。スマートシルクインナーマスクは、一本の長いシルク糸である「生糸」を用い織っているため、毛羽立ちが起きづらいのも特徴です。
やさしさ2: 撚っていない糸
糸を撚ると、糸の強度がでて丈夫な生地になる反面、硬さがでてしまいます。一番敏感ともいえる顔にふれるものなので、生地のやさしさを追求し、絽の種類の中でも撚っていない糸を用いた平絽を採用しました。
撚らない為、シルク糸本来のやさしさを最大限に引き出し、糸と糸の隙間が多く吸水性もより高まります。
やさしさ3:伝統の技術「濡れ緯(ぬれよこ)」
しっかりとした生地を織る場合、とても細いシルクの糸を何本か束ねて織っていきます。わたしたちは 水の吸着力で何本もの細い糸を束ねる伝統の技術「濡れ緯(ぬれよこ)」を用いて、 シルク本来のやさしさを引き出します。
濡れ緯を用いた生地は、よこ糸がしっかり密着するため、表面に凹凸がなく 美しく ・しなやか、お肌をサラッすべるようなやさしい肌触りは、摩擦を抑え敏感肌の方にも喜ばれています。
毎日使うものだから使いやすさも大切に
毎日使うものだからストレスなく使えるものがいい。ただ布をあてるだけだとずれたり、マスクを外した時に落ちてしまう。
そこで、不織布マスクとインナーマスクを一体化させることを考えました。インナーマスクにゴムをつけて、不織布マスクのゴムを通して固定することで、少しマスクを外した時などでもずれ落ちません。
お使いのマスクにフィットしお肌をケア
大切にしたのは、お使いのマスクにフィットすることです。 擦れる鼻、頬、顎をしっかりケアしつつ、不織布マスクからはみ出ずジャストフィットするサイズを試行錯誤しました。
様々な不織布マスクが出ているため、すべてのマスクに合うわけではないこと、ゴムで固定できないマスクがあることご了承願います。
ウレタン系のマスクでも利用できます
ゴムをからめて固定できませんが、ご利用頂けます。サイズはお使いのマスクに合わせお選びください。
シルクは簡単に洗え、驚くほどすぐ乾く
シルクは簡単に洗えます。気をつけるのは糸の表面が柔らかいので擦らないようにすることです。丁寧にしっかり織った生地は丈夫で毎日使えます。
そして驚くのがその乾きの速さ。シルクは綿の1.5倍近い発散性をもち、すぐ乾くので毎日利用できるのもうれしいポイントです。
シルクはアルカリ性に弱いため、弱酸性・中性の洗剤、漂白する場合は酸素系のものをご利用ください。
アロマも楽しめる。Wのポケットつき
マスクをしながら好きな香りが楽しめたらうれしいのではないか?。スマートシルクインナーマスクを使うことで楽しみを増やしたいと考え、表面にポケットを用意しています。使い方は自由、アロマや小さい保冷剤を入れるなどもできます。
肌に触れる側にも顎側にフィルタを挟み込める拡張ポケットがあるので、用途に応じてマスクの性能を拡張できます。
端切れを出さないサスティナブル設計
スマートシルクインナーマスクは、マスクを作るための専用の幅で織った生地から、折り紙のようにたたみ直線縫製のみで作っています。幅の狭い生地を織ることは、大きな生地から裁断して製造することと比べ非効率ですが、ムダな端切れを出さず、 縫い目が少ないため耐久性もアップし縫製コストを抑え上質なシルクをご提供できるよう工夫しています。
新潟県五泉市で100年続く絹織物工場
絽紗は、清らかな水のまち新潟県五泉市で100年続く絹織物工場である横正機業場から生まれます。伝統の技術と織りの心を、シルクに注ぎ続けています。
白生地に、みらいをのせて。
白生地を織るだけの工場では次の100年は作れない。お客様に寄り添い自分たちと生地の可能性を追求するため、2014年より「白生地に、みらいをのせて。」のスローガンをかかげ、自社ブランドの立ち上げに挑戦しました。そこから「絽紗」が生まれたのです。
令和の大嘗祭に用いた「繒服(にぎたえ)」の製織も担当
新たに即位した天皇が、一世一代に限り執り行う行事「大嘗祭」。
大嘗祭で(最も)重要とされるものに、 神様のためのお召し物【神御衣→かむみそ】があります。
神御衣は、
絹の織物 「繒服(にぎたえ)」
麻の織物 「麁服(あらたえ)」
の2つがあり、令和の大嘗祭の絹の織物「繒服」の製織を横正機業場が担当させて頂きました。
特別な皇室行事でも用いられた織りの技術を、スマートシルクインナーマスクを通じてお楽しみ頂けます。
スマートシルクインナーマスク
1,430円(税込み)
この商品は在庫状況に関わらずご注文を受け付けております。納期はおおよそ7営業日以内を目処にしていますが、ご注文状況により変わることご容赦ください。





生地:シルク100%(新潟県五泉市 横正機業場製)
ゴム:ポリウレタン8%、ナイロン92%(新潟県五泉市 田中刺繍謹製)
- シルクは使っているうちに白から生成り色へ変化していきます。天然素材の特徴としてお楽しみください。
- 洗うと5mm前後縮みます。縮みを考慮してサイズ設計しています。
- もしファンデーションの汚れが目立ち気になる方は、紅茶染めなどをして少し色をつけるのもおすすめです。