絽紗シルクストールを通じて感じたのは「シルクは高い・洗えない」というイメージだけを持たれている方が圧倒的に多いということです。
価格は工場から直販することで抑えられます。またシルクをすこし知るだけで簡単に洗えます。
それだけでなく、知ってほしいのは、シルクは抜群の機能性を持った天然繊維であるということです。
このような機会でシルクの魅力を伝えられたらと思っています。
「肌は第三の脳」と言われるほど繊細です。動物性たんぱく質で出来ているシルクはもっともお肌に近い素材といえます。 幼児性アトピーも近年で飛躍的に増えています。
長時間つけるものだから少しでもお肌に安全で、かつ肌触りのよいものをつけていたい。お肌に弱いお子さまはもちろん、皮膚疾患でお悩みの大人の方にもお使い頂けます。
天然繊維の中でも、シルクは綿の1.3~1.5倍の吸水性があり、放湿性も綿に遜色ない特徴をもっています。
人体からは1日ほぼ1リットルの水分が発散されています。この水分を吸収して外に放出する通気性が着用時の快適さに関係します。シルクは水分をとても吸収し、すぐに乾きます。
毎日洗って使うシルクマスクにとって必要な機能性を兼ね備えています。
シルクは天然繊維の中でも最も細く長いため、繊維と繊維の間にたくさんの空気を含むことが出来ます。すきまの空気の断熱効果により、外の寒さを伝えにくく、軽やかで、薄くても暖かみがあります。
保湿性・保温性も他の繊維に比べて高いので、肌へのストレスも少なく、人の体にとっても心地よく感じる美肌効果の高い繊維です。
シルクは吸湿性が優れていて放湿速度が大きく、さらに保温性に優れた繊維で、「冬は暖かく、夏は涼しい」快適な天然のエアコン素材です。
日中のウィルス対策としてだけでなく、寝る時の乾燥対策などにも使えます。
シルクはとても細い糸です。そのためとても弱いように思われますが、引っ張り強さは羊毛や綿よりも大きく、繊維の中では強靭な部類になります。
長時間つけるマスクにとって、薄くて軽いということは体へのストレスを抑えられとても嬉しいことです。
シルクは繭の中の蚕が紫外線を浴びないように守る機能があります。
シルクの紫外線カット率は90%前後と、極めて高い数値が報告されており、衣類だけではなく、美容・健康・医療分野からも注目を浴びています。
シルクの光沢は、よく真珠にたとえられます。真珠は、波長によって表面で反射するものと、内部まで透過してから各層で反射するものが干渉して、気品のある光沢を生みだします。
今、マスクは衣料の一部(エチケットとしても)といえます。人と接する時に品の良さを醸し出すシルクマスクは冠婚葬祭を含め、どのようなシーンでもお使いいただけると思います。
多くの方はシルクは洗えないと思っていますが、シルクほど水と親しいものはないと思います。織るときも、染める時も、水を使います。
シルクの糸の表面は柔らかいので、こすれないように手洗いや浸し洗いすれば大丈夫です。
少しでもこのマスクを通じて楽しく明るくなれたらうれしいです。
この困難を皆さんで協力して乗り切りましょう。
商品番号: MK009
立体マスク向き上品な駒塩瀬(白生地メートル販売)
¥ 4,400(税込み)
ご注意ください。
本ページでご紹介している駒塩瀬は多くのシルク糸を用いたしっかりとしたハリがある生地です。家庭用ミシンで縫えることも確認していますが、かなり縫いづらいです。かなり上級者向け、もしくは手縫いを推奨となりますので、その点ご理解頂いたうえでご注文をお願い致します。
布マスクを手作りする方が増え、シルクに関心を持つ方が増えました。
顔につけるものなのでデザインに凝り楽しむ方もいらっしゃいますが、シンプルな白で衛生的なものは根強く人気です。
特に立体マスクは手作りしやすいため多くの方が作られていますが、シンプルな白い上質な布は多く見かけません。
そこで日頃工場で織っているシルクで、立体マスクの表地素材に向いているものを少量からお求めできるようにしました。
私どもからご提案するのは、染帯に用いる塩瀬。
中でも、光沢を抑えた品の良さが特徴な駒塩瀬(こましおぜ)をおすすめします。
駒塩瀬(こましおぜ)とは
塩瀬とは、塩瀬羽二重ともいわれ織組織の中で一番密度が高く丈夫な平織りで織ります。羽二重が細い糸を何本も打ち込むことでしなやかさを出すのに対し、塩瀬は細い緯糸を太く束ねて打ち込んで行きますので、生地の表面に見える横畝が特徴です。
五泉の塩瀬は、『濡れ緯』と言われる伝統技法で、緯糸(よこいと)をより太くしっかり打ち込むため、しっとりした重みのある生地となります。
駒塩瀬は高級感が素晴らしい駒撚糸を使用し、しなやかで風合いが良く、光沢を抑えることで上品さが漂います。また上等な厚みが良きものと手触りにも感じさせてくれますので主に高級名古屋帯として用いられています。
※1mで立体マスク3つ作れる計算です。
一例ですが、型紙がタテ15センチ、ヨコ17センチとすると、生地幅34センチのため、長さ15センチで表生地の左右両方がとれます。裏地も15センチ使うので、合計30センチで立体マスク1枚の計算です。
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