シルクは簡単に洗えます。
また、絽紗のシルクマスクの生地は織物で丈夫ですので安心して洗ってください。
でも、何をしてもOKというわけではありませんので、まずやってはいけないことを覚えましょう!
●シルクを洗う際に気をつけること
- アルカリ性の洗剤や漂白剤を使うこと
- 生地をこすり合わせること
1.アルカリ性の洗剤や漂白剤を使うこと
なぜだめなのでしょうか?シルクの成分は動物性たんぱく質です。たんぱく質の皮脂汚れを落とすためアルカリ性の洗剤だとシルクが劣化してしまいます。
よくあるおしゃれ着用洗剤(エマールやアクロンなど)など中性のものを使うようにしましょう。漂白剤もアルカリ性を使用せず酸性のものを使いましょう。
もし使ってしまったら?
アルカリの強さによりますが、生地表面に少し色ムラがでたり、毛羽立ったり、黄ばんだりします。溶けてしまったり全く使えなくなるわけではありません。
2.生地をこすり合わせること
シルクの糸はとても繊細です。絽紗シルクマスクで使っている生糸(詳しくは、FAQ:シルクマスクの違いをご覧ください)は強く丈夫な部類ですが、表面はやわらかいです。そのため、擦り合わせると毛羽立ちがおきます。
毛羽立ちが起きるとどうなるの?
すこし光沢が落ちるなどして輝き方が変わって見えます。ただ、これは正直程度の問題もあります。遠目から見て何か違う?と気づくほどかといえばそうでないこともあります。傷ついて使えないなどもありません。
この写真は利用した状態の写真を説明するものです。耐久性を試験するために、お風呂でボディータオルとして体を洗ったり激しく使いました。でも生地によれはなく、もちろん光沢は当初からは落ちてはいますが気になるほどでもありません。
手洗いの手順
洗濯表示マークの確認
手洗いはできます。
漂白剤は使用しない方が繊維を傷めずオススメ(よってマークは漂白剤使用不可になっています)しておりますが、マスクの場合、やはり漂白して雑菌を落としたいという方も多いので、その場合は、酸素系の漂白剤をお使いください、とお伝えしています。
手洗いの手順について
ステップ1:洗うための準備します。
洗うための準備をします。中性洗剤もしくは弱酸性(よくあるおしゃれ着用)のものを使用してください。シルクも肌の一部と考えて頂ければ、ボディーソープやシャンプーなどでも構いません。
ステップ2:シルクマスクを洗います。
まずマスクを平面の状態にしてください。そのため、耳紐の部分もゆったりとした状態にします。
なぜそのようにするかとういと、干す時に平面の状態だとシワを伸ばしやすいからです。ただ、水分を含ませてから平面の状態にしようとすると、シルクの耳紐の部分がキュッとしまった状態で動かないこと、また無理に動かそうとすると、編み込み部分がしまって潰れたような状態になり、後で使う時に少し滑りやすくなることが挙げられます。
洗う時は、生地と生地を擦り合わせないようにしましょう。
浸し洗いの場合は、10分~20分ぐらい放置してください。
手で洗う場合は、ボディーソープなどをつけて、生地の表面をさっとなでるようにして洗ってください。
ステップ3:脱水し、陰干しします。
水分を取る時はタオルで挟んで水分を吸い取るのが良いと思います。水分を吸い取ったら生地の両脇を抑えてひっぱり、よくシワをよく伸ばしてください。生地を斜めにひっぱると歪みが出る可能性がありますので避けてください。
湿った状態でアイロンをかけてしまうというのもきれいにシワを取る方法でもあります。
シルクは紫外線を吸収することから、日の当たらないところで陰干ししてください。室内でもすぐ乾きます。
ステップ4:シワをとります。
シルクはやはりその輝く美しさが魅力です。ただ、その生地もシワがなく伸びているから美しくみえるもの。よってアイロンをかけてあげるとより一層美しくお使い頂けます。
アイロンはあて布をして高温を避けて(アイロンにシルクの温度設定があることが多いです)いただきたいと思います。
またアイロンを強く押し当てたりは繊維を傷つけるのでやめてください。サラッと表面を撫でるようにかけていただきたいと思います。スチームは使って頂いても構いません。
もしシワが取りづらい場合は、霧吹きなどで少し水分を含ませてアイロンをかけてください。